ぽっちゃり笹塚探索記

笹塚・幡ヶ谷を拠点にするアラサー女子が訪れたお食事処を地味に記録、発信するブログ

【遠征】北京ダックが食べたくて!北京烤鴨店 銀座店

最近は担当しているプロジェクトが大詰めを迎えていることもあって、少し慌ただしい日が続いています。

忙しい時間が続くと、ゆっくり食事を味わったり、街の景色から季節の変化を感じたりする余裕がなくなり、ふとした瞬間に「忙しいけれど、なんだか毎日退屈」と感じることがあります。

そして猛烈に海外で暮らしたい欲求に駆られます。

海外での暮らしは慣れないことばかりで、家族や友人から離れて知り合いも限られる難しい環境で心が折れることも多いですが、生きているだけで新しい発見や刺激を日々受けることができます。

暮らす街がニューヨークのように刺激に溢れた場所であれば、それはなおのこと。

 

【にゃむのニューヨーク愛がつまった過去記事はこちら】 

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刺激に溢れた街というのは、もちろんニューヨークだけではありません。刺激という点で私の中でニューヨークと双璧をなすのが、中国・上海。

 

私が上海に暮らしたのはちょうど10年前。

その頃の上海はまさに近代化の真っ最中。外国人向けに開発されるお洒落地区、上海万博に向けた開発が盛んな商業地区、その変化に取り残されて昔からの街並みを残す地区など、街を歩ければテレビのチャンネルを切り替えたように景色が変わるような状況でした。

少しバスや電車に揺られれば違った体験ができる、今の東京にはない非日常感が嬉しくて、時間を見つけては一人であちこちに上海のあちこちに足を伸ばしていました。

特に、中国と西洋の文化がすごい勢いでぶつかり合う外灘はお気に入り。

 

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(10年前に外灘で撮った写真)

 

というものの、大人になって仕事を得て、結婚までしてしまった今では、なかなか国外に居を移すということができません。

そこで、少しでもそんな鬱蒼とした気分を晴らすべく、そして、少しでも中国の活気を取り入れるべく、北京ダックが食べられるお店に行ってきました!

 

今回行ってきたのは北京烤鴨店。北京烤鴨というのは、中国語で「北京ダック」という意味。

ちょうど、にゃむの相方さんが銀座に住んでいた時にオープンしたお店で、駅から家までの途中にあったこともあり、北京ダック好きのにゃむは長年気になっていました。

 

入店すると北京ダックちゃん達がお出迎えしてくれます。

銀座というお土地柄、高級感のある店内を想像していましたが、いざ入ってみるとファミレスと中国の都会の食堂の間というところでしょうか。

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入店して初めて知ったのですが、食べ放題とアラカルトオーダーを選ぶことができます。食べ放題は、ソフトドリンクの飲み放題込み2,980円(平日は 2,680円)。アラカルトのメニューも見て考えた結果、食べ放題にすることにしました。

食べ放題の時間がスタートすると同時に、待ってましたとばかりに北京ダックをオーダー。

北京ダックは、担当の店員さんがその場で切り分けてくれます。

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見てお分かりかと思いますが、北京ダックは「皮」を味わうものなのですが、残念なことに身がメインになってしまっています。

この身の下に皮も隠れていたのですが、量は少ない…。過去に、北京、上海、南京、台湾、香港で北京ダックを食したにゃむの舌には残念ながら及びませんでした。

中国では確かに現地の他の料理と比べると高価ですが、それでも比較的にお手軽に北京ダックを食べることができます。中には、皮を切り分けた後に、身の部分を唐揚げにして提供してくれるお店もありました。

(南京のお店で、実はここの北京ダックが一番美味しかった!)

同じく銀座にある全聚徳で北京ダックを食べた時は、すごく美味しかったけれど、お上品過ぎて、これまた期待とはちょっと違いました。

やはり満足のいく北京ダックを食べるためには中国に行くしかないのでしょうか…。

 

その他のお料理は食べ放題にちょうど良い量で、食べたいものは全て完食することがでいました。

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麺類も手のひらサイズで適量。

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味は、北京ダック含め全て普通でしたね(笑)。それでも2,980円はお手頃ですから、19時にもなるとお客さんでフロアはほぼ埋まっていました。しかも半分以上が中国人。中国の人は中華料理が大好きですよね〜!

 

にゃむ的に再訪はない感じですが、銀座で中華料理を手頃にお腹いっぱい食べたくなったら選択肢の1つになるかもしれません。

 

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行きつけデビュー候補 笹塚海花(kaika)

ここ数年憧れ続けて、それでいて未だに手に入れられないのが<行きつけの店>。

悲しいことに、にゃむの相方さんは毎回違うお店に行って、色々なものを食べて飲みたい主義。そのため、なかなか決まったお店に繰り返し行くという機会がなく、行きつけのお店もできません。

 

そんな中、笹塚に引っ越してきてから1年、数ヶ月に1回のペースで訪問させて頂いているお店があります。笹塚駅から徒歩10分程度歩いたところにある 海辺の花 海花(kaika)です。

金曜日の夜なんかになると、1週間の疲れが溜まっているからか、はたまた、お休みモードになってしまうからか、夕飯の支度をする気が無くなってしまい、外食になることが多いのです。そういう時は、相方さんの帰宅時間が事前に読めないので、予約をしなくても入れて、且つ、遅くまで営業しているお店を見つけなくてはいけません。その上、出来ることならリラックスしながらお酒を飲みたいし、美味しいご飯も食べたい…。

こんな難しい条件に合致してくれる数少ない笹塚のお店が、海花。味、料金、店の雰囲気、大将の人柄、どれを取っても良いお店なのですが、少し駅から離れているため、比較的スムーズに入店することができます。

 

メニューは、お手製の餃子や煮込み、馬刺しといった肉料理もありますが、オススメは何と言っても大将が豊洲市場仕入れてくる魚料理!

先日訪問した際は、ブリカマの焼き(900円)をオーダー。すると、その日は美味しいカンパチが入ったということで、カンパチの焼きを出していただけました。

脂ののった焼き魚が石川の銘酒 加賀鳶(1合800円)に合うこと、合うこと!

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海花の大将はオススメの魚やメニューを教えてくれるのですが、この日も新しい豊洲市場に行った話をしてくれました。私は人見知りなので自分から店員さんに話しかけるのは苦手ですが、話しかけてもらうのは大好き!以前、女将さんにも「(相方さんと)仲良くていいわね〜!」と声をかけて頂いたことがあって、とても楽しい気分になりました。

 

それというのも、アメリカに住んで以来、お店の人とコミュニケーションを取ることが私の中で当たり前のことになっているから。

アメリカだとウェイターさんに限らず、偶然同じ道に居合わせた人や、レストランで隣のテーブルに座っていた団体と言葉を交わすことが頻繁にあります。すれ違った人に「その靴素敵ね、どこで買ったの?」と話しかけられることも日常茶飯事。

そんなアメリカのオープンなカルチャーを体験してしまうと、家族・友人・同僚としか会話する機会がない日本での生活に寂しさを感じてしまいます。まだアメリカの感覚が抜けないままに深夜の新橋のラーメン屋で隣の席のおじさんに話しかけて、怒られた悲しい思い出も…。

 

日本の文化にすっかり適応した今では、自分から無闇に知らない人に話しかけることはなくなりましたが、それでも、せっかくの外食であれば店員さんとの会話も楽しみたい。だからこそ、行きつけのお店を作りたい!

残念ながら、まだ海花さんを行きつけの店と呼べる境地には達していません。しかし、にゃむの初めての行きつけの店になるポテンシャルを大いに秘めていることに間違いない。笹塚で行きつけデビューをすべく、夕飯の支度をサボる機会を見つけては、海花さんを訪れようと思います。

 

行きつけになった暁には、ここでご報告しますね〜!

 

【海辺の花 海花(kaika)リンク】

https://www.hotpepper.jp/strJ001100496/

 

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フレンチレストラン新宿地区代表 ミッシェル・トロワグロ

先日、結婚2周年を迎えた記念に新宿にあるミシュラン2つ星レストラン、キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロでディナーをしてきました!

美味しいものが大好きな私の相方さんは、結婚記念日やクリスマスになると決まってフレンチレストランを予約してくれます。

特別な日に行く高級フレンチレストランはお値段も張るのでお財布事情が心配になってしまうのですが、折角の機会は心置きなく楽しんだもの勝ち。いつもニコニコ連れて行かれるがままにレストランに行き、出されるがままに贅沢な食事とワインを楽しむのがマイルールです。

 

しかしながら、今回ばかりはニコニコしていられない事情が勃発。

我が家では、私の誕生日と結婚記念日が数日しか離れていないため、結婚1周年のディナーは誕生日ディナーを兼ねていました。むしろ、誕生日ディナーがメインで、相方さんがプレゼントやお店からのサプライズを用意してくれていたのです。

我が夫ながら、なんて出来た子なんでしょう…(涙)

 

完全に甘やかされている私は、今回もそんなVIP待遇がされると期待に胸を膨らませてレストランに向かいました。

笹塚からミッシェル・トロワグロがある新宿までは京王線でもバスでも行けますが、ミッシェル・トロワグロのあるハイアット・リージェンシーは新宿駅から少し離れるためバスがオススメ。

バスを降りたら、ホテルにありがちな分かりにくいエントランスというトラップに引っかかり、少し迷いながらも、ラグジュアリーなロビーに到着すると雑多な新宿の雰囲気から非日常な空間に変貌します。

この瞬間のワクワク感も高級フレンチレストランの特権ですね。

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ロビーからエスカレーターで1階下がるとミッシェル・トロワグロがあります。

扉を開けて名前を告げると、ふかふかカーペットに置かれたカウチでしばし待たされ、その後、席まで案内されました。

各テーブル間はしっかり広さが取られていて、仕切られてはいないものの、プライベート感のある空間に仕上がっています。

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テーブルについたら、まずは乾杯酒。グラスでオーダーしたシャンパンがシャルトーニュ・タイエのキュヴェ・サンタンヌ ブリュット。あまり高くないのに、ほどよいボリューム感があり、たまらなく美味しかったのですが、シャルドネ100%ではなく、ピノ・ノワールが50%配合されています。

 

www.winegrocery.com

 

シャンパンはシャルドネ100%を飲むことが多いので、いつもと違う感じのシャンパンが楽しめたのが嬉しかったです。この後にオススメされたオーダーした白ワインもなのですが、ソムリエさんの趣味が非常に良い!!

比較的お手頃なワインからオススメを選んでくれるところもポイントが高い。たまに、オススメを聞いて2人分のコース料金を軽く超えるワインを勧めてくるソムリエさんもいますが、それは美味しくてあたりまえよね〜。

 

もちろんお食事も美味しくて大満足。今まで行ったことのあるミシュラン星付きのフレンチレストランと比べて、衝撃的に美味しいものや驚きの料理があったわけではないのですが、ホテルらしい安定したコースでした。(料理への驚きという点では、銀座のベージュやタテルヨシノ、ロオジエの方が大きかった気が…。)

特に私のお気に入りは、魚料理<夏のシャンコロレ>。スズキの蒸し焼きを3色のパプリカソースで味付けた目にも可愛い一皿でした。

スズキの下にひかれているクスクスが、私の中では No.1クスクス!スパイスで味付けされていて複雑で美味しくて、スズキを見事に引き出していました。

こういう複雑な味付けに出会えるからフレンチってすぎ!

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ここまでは順風満帆な夫婦の素敵ディナーだったのですが、私がぐずり始めたのは最後のデザート。

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種類も多くて味も申し分なく、ブレートにはお祝いのメッセージも!フランス語で、結婚アニバーサリーおめでとう的なことが…。

 

あれ?

 

私の誕生日は?

 

HAPPY BIRTHDAYは?

 

思わず相方さんの顔をじと〜っと見てしましました。

この後しばらく相方さんを責め立てたのですが、運ばれてきた食後のチーズのレパートリーが素晴らしすぎて、すぐに休戦に突入しました。

珍しいチーズも多くて、また、チーズを切り分けてくれるウェイターさんの積極も素晴らしくて、記念日ディナーを楽しく締めくくることができました!

 

後々、相方さんに再度ぐずったところ、「来年はディナーなし!」と怒られしまったのはまた別の話。そんなこと言ったって、来年はちゃんと誕生日のお祝いもしてくれるって信じてるんですけどね。うふふ。

 

ミッシェル・トロワグロはミシュランの二つ星を10年以上にわたって連続取得している胸を張ってオススメできるレストランです。特別な日には、新宿近辺にお住まいでない方も是非!

 

キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ リンク】

http://www.troisgros.jp/cmt/

 

【同じコースを食べた人の熱烈レビュー(食べログ)】

https://tabelog.com/rvwr/00025275/rvwdtl/B387641820/

 

キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ
〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京1F
20,000円(平均)10,000円(ランチ平均)

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優しい味の親しみ系ラーメン とんくる

ラーメンの不思議。それは、日本人なら誰しもが子供の頃から親しんできた食べ物なのに、男子学生や男性サラリーマンが汗を額に必死にすするイメージがとても強いこと。

そして、それが故に、なかなか女性だけだとラーメン店に入りにくいところ。

店主や店員さんも、ガテン系とか、情熱系の人が多いですよね。以前このブログでも書いた笹塚駅近のらーめん屋 豪快も、店員さんは強面で親切なおじ様でした。

 

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そんな中、地元感溢れるゆったりとした商店街に店を構え、タイトルの通り親しみと優しさ溢れる接客とラーメンを提供してくれるのが、笹塚10号商店街の らーめん とんくる。

店構えから、商店街と見事に一体化しています。笹塚住民なら大人も子供も誰もが知る、大切なお店です。

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(写真にも写っている電光掲示板の文字が、なぜか逆さなのもご愛嬌?)

 店内に入ったら券売機で食券を購入すると、朗らかな声で女将さんが席に案内してくれます。にゃむの笹塚お気に入りレストラン、トップクラスのロッカビアンカ同様に、とんくるもご夫婦で営われています。

だからでしょうか、ロッカビアンカととんくるには似たような居心地の良さがあり、女性一人で入ってもほっとした時間が過ごせるような感じがします。お店の雰囲気も食事のジャンルも全く違うのに不思議ですね。仲の良い夫婦が醸し出す特別な何かがあるのでしょうか。

 

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お店だけでなく、とんくるのらーめんも、舌とお腹と心をほっと癒してくれるようなラーメンです。にゃむがいつもオーダーするのは、らーめん(750円)に味玉子トッピング(100円)。

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見た目は、海苔・ネギ・チャーシュー・キャベツ(+トッピングの味玉)と非常にシンプル。ここまでシンプルなラーメン、実は最近あまり見かけないですね。

でもこのシンプルな1杯にたくさんのコダワリが詰め込まれているのです。

まず、「素材の旨みを生かす」ことを大切に、醤油などの調味料や化学調味料は極力使わず、豚の味をぐっと感じられる味付けになっています。不思議なことに、旨みはすごいのですが、キツさみたいなものは一切感じず、それが、「ほっこり」する味わいになっています。

そして、驚くべきは、一般的にラーメン店で使用されている玉ざるではなく、平ざるで湯きりをしているとのこと。平ざるはスペースを取るので、効率良く店内を回すには限界があります。それでも、平ざるの方がお湯の味が麺に入らないということで、そちらを採用しているとのこと。

そこまでこだわって作られたラーメンが食べられるなら、にゃむ的には多少時間がかかっても全く問題ありません!

 

この体や舌に優しい感じや女将さんの愛嬌もあり、子供も安心して連れて来れます。ファミリー層も多い笹塚に根付いているのには、そういった理由もあるのでしょう。私たちも、お昼に困ると、相当な確率でとんくるを選んでしまいます。もはや生活の一部なのです。

 

そういえば、ニューヨークで一番人気のラーメン屋といえば、日本でも有名なチェーン店 一風堂。入店するまで1時間以上待つことも珍しくありません。

私も1度だけ訪問したことがありますが、その量の少なさと値段の高さにビックリ!明らかに日本で食べるより量が少ないのに、価格はチップを含むと2,000円近い。

一緒に行った日系アメリカ人の友人は、その物珍しさから「わさびラーメン」をオーダー。結果はまさか…「Oh, my god. MAZUI.」でした。1時間待って、2,000円払って、それでも失敗するなんて。アメリカでは、美味しいものが多いと言われるニューヨークであっても良くあること。

生活圏内に、手軽で美味しい食事と心温まる接客にありつけるお店があるなんて、日本で生活する者の特権ですね。前回の記事でニューヨークのことを熱く語りましたが、やっぱり東京での生活も捨てたものではないです。

 

今日もお昼はとんくるでラーメンを食べようかな。

 

【らーめん とんくる リンク】

http://ramen-tonkle.com/#id30

 

ぶたの旨味らーめん とんくる
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-11-7 ア-バンイマイ2 102
850円(平均)

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Blue Note Tokyo で音楽をカジュアルに楽しむ

突然ですが、あなたの好きな街はどこですか?

私が世界で一番好きな街は、人並みですが、ニューヨーク。ニューヨークは、私にとって20代前半の2年間を過ごした思い出の街であり、その後の人生観に影響を与えた場所です。

ニューヨークの一体なにがそんなに特別かというと、やはりその「熱気」。街の至る所からエネルギーが溢れていて、それは、観光客として道を少し歩くだけで感じることができます。

 

道を歩くウォール街勤務のビジネスマンから感じるエネルギー、小さいマンハッタン島を縦横無尽に駆け巡るイエローキャブ(タクシー)から感じるエネルギー、オーガニックスーパーのデリで買った食事をイートインする女性たちから感じる静かなエネルギー、SOHOのお洒落なファッション店やレストランで明るい笑顔と挨拶を振りまく若者から感じるエネルギー、ニューヨーク大学コロンビア大学の青春真っ最中の学生から感じるエネルギー。ここには書ききれないエネルギーが街に満ち溢れているのがニューヨークなのです。

そして何より、ありとあらゆるアーティスト達のエネルギーがニューヨークを多種多様な人を惹きつける華やかで特別な場所に創り上げています。

 

例えば、休日のサブウェイ(地下鉄)では、車内に突如ダンサーや音楽隊が現れます。駅構内で素敵な合奏を響き渡らせているバイオリニストやチェリストも珍しくはありません。

世界的に有名な演奏家達の登竜門、ジュリアード音楽院もニューヨークにあります。学生達のリサイタルも、授業の一環なのでしょう、なんと無料で見ることができます。

ブロードウェイやリンカーンセンターでの演目も、割引された当日券のある日であれば、3000円程度で鑑賞することができるケースもあります。

秋になるとセントラルパークで無料のオペラが上演され、ニューヨーカー達は思い思いに芝生の上で贅沢な時間を満喫します。

たった数ドルで楽しめる美術館も数え切れません。

 

ニューヨークでは、芸術が常に自分の目や耳に流れ込んできます。芸術がとても身近で、気軽に楽しめる街なのです。

 

だらだらとニューヨークの自慢話を書いてしまいましたが、話し始めると興奮がとまらない程、それぐらい、私はあの街が大好き!

そんな私には、東京は少し退屈で、刺激が足りません。今でこそ、この生活の中で楽しみを見つけていますが、ニューヨークから戻ってきてすぐは狂ったように遊び歩いていました。

20代の若さに任せて、それはもう力ずくで!

まずは六本木を練り歩き、そこから、新橋に進出し、新橋に飽きたら少しずれて銀座をメインに活動し、たまに違う雰囲気を楽しみたくなったら神楽坂を訪れる…。

この「THE 20代女子の歩み」みたいな過去、もはや恥ずかしい(笑)

 

そして、ちょうど銀座・神楽坂時代あたりで見つけた東京の中のニューヨーク、それが今回も訪問した Blue Note Tokyo です。

 

Blue Note はニューヨークで開業したジャズ・クラブです。ニューヨーク以外では日本とイタリア・ミラノにあります。

ニューヨーク時代から存在はしっていたのですが、お値段が張ることと、ジャズに敷居の高さを感じたことから手が出せずにいました。しかし、東京に戻って今の相方さんと付き合うようになると、彼の趣味がジャズだったため、一緒に連れて行ってもらうようになりました。

Blue Note Tokyo は青山にあります。さすがなお洒落エリアにあります。店構えもお洒落ですよ〜。

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店内もお洒落です。それに、ニューヨーク発祥ということで、本場の雰囲気が醸し出されています。

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暗い照明やラグジュアリーな雰囲気、チケットも少々値が張るため、初めは高級レストランに行く時のような気合いを入れないといけないように感じました。ところがどっこい、ジャズという音楽が庶民の音楽、ブラックミュージックであるためか、実はとてもカジュアルな場所なのです。

私の相方さんは、大学時代からTシャツにジーパンて出入りをしていると言っていたし、実際に、「音楽を聴きに来たんだ、お洒落をしに来たんじゃない!」という雰囲気のお客さんが相当数いました。

芸術の敷居ってもしかしたら全世界共通で、私が勝手に高くしていただけなのかもしれないですね。

Blue Noteでは、ドリンクやフードをお供に一流の音楽を楽しむことができます。オーケストラなどのコンサートとはまた違った贅沢です。

フードの絶対的おすすめはスウィンギン・ポテト!来場者のオーダー率は80%を超えていると予想されます。1皿じゃ足りず、2皿目をオーダーする人もいるくらいですから。

もちろん、私と相方さんも必ずオーダーします。このスウィンギン・ポテトだけをつまみながらステージを楽しむこともあります。スウィンギン・ポテトはちゃんと量もあって850円と割とお手頃。ドリンクはちょっと高めですけどね。シャンパンがグラスで1900円…、う〜ん、贅沢!

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ポテトとシャンパンを片手に、普段はなかなか耳に、目にできない迫力ある音楽を楽しむと、普段の生活から別の次元にダイムスリップしたような気分になります。

相方さんの趣味にのっかって、こんな時間を楽しめるなんて、ありがたいことです。結婚当初は、部屋に積み上げられていたCDの売却を迫りましたが、部屋のスペースを脅かさない限りは彼の趣味を応援していこうと思います。

このブログを読んでくださった方の中には、以前の私と同じく、Blue Note Tokyoに敷居の高さを感じている方もおられるかもしれません。是非、勇気を持ってチケットを予約してください!意外にも、ジャズの身近さを、楽しさを感じることができるかもしれません。

 

長文となってしまいましたが、お付き合い頂き、ありがとうございました!

 

Blue Note Tokyoリンク】

http://www.bluenote.co.jp/jp/

 

ブルーノート東京
〒107-0062 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル
12,000円(平均)

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パンにこだわる生活に憧れて 渋BREAD@西武渋谷

皆さんはご飯党ですか、パン党ですか?

にゃむは根っからのご飯党で、食事も外食を除いて8割以上は和食です。パンについては、家族が買ってきたおこぼれを貰うか、朝時間がない日のために食パンを買っておくくらいでした。

しかし、その傾向がここ数年で急激に変わり、美味しそうなパン屋を見つけたら立ち寄って、とりあえず何か買ってみるようになったのです。

 

そのきっかけは、アトランさやか著 パリのアパルトマンから という本。

フランス人の旦那さんと結婚した著者がフランスの生活の中で出会った人たちとのことや身の回りの出来事を記したエッセイ集なのですが、描かれる登場人物がとても個性的。読んでいるだけでも、パリのカフェでコーヒー片手に、隣のテーブルから漏れ聞こえるフランス人の会話を楽しんでいるかのような、ワクワクした気持ちになれます。(…ちょっと悪趣味?)

本当にお気に入りで、日本での生活に飽きるたびに読み返しています。

 

 

パリのアパルトマンから (だいわ文庫)

パリのアパルトマンから (だいわ文庫)

 

 

この本の中で、著者のパンへの愛やフランス人のパンへのこだわりが度々語られています。フランス人は自分のお気に入りのパン屋をもっている人が多く、休日の朝は、わざわざ焼きたてのバゲットやクロワッサンを買いにいくことも一般的だと言います。

それを知った時、パンという〈生活の中に常にあるもの〉をきちんと味わい、こだわり、家族や友人と共有するという姿に猛烈な憧れを持ちました。そして、これを皮切りに、フランス人の生き方への羨望が日に日に強くなっていったのです。

憧れピーク時は、同僚に「クリスティーヌと呼んで」と謎の要求をしていたくらい。

 

パンはお米よりも作り手の意思や味の違いがわかりやすく、個性の違いが顕著です。だからこそ、一緒に食べた人と会話も盛り上がりますし、新しいものを見つけるとワクワクしますよね。

でも、東京だけでもパン屋は1,000店舗はあると言われているので、気になるお店をネットで見つけてもなかなか行くことができません。なので、今回、西武渋谷で 木南晴夏の渋BREAD という催事イベントが開催されると知って、絶対に行こうと決めていました。

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笹塚は、渋谷までも自転車で行けるのでとっても便利!渋谷までの道のりは上り下りがあるので少し大変なのですが、普段の運動不足解消だと思って頑張ります。

いざ会場に着いてみると、人、人、人!!!

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出店は14店ですが、常に全ての店のパンが並ぶのではなく、それぞれが決まった時間に販売を開始します。そして、その指定時間前から、お目当の店の列に並ぶのです。

にゃむ達は、販売開始時刻14時の10分前に到着したので、とりあえず目に付いたパシフィックベーカリーさんの列に並ぶことにしました。

 

パシフィックベーカリーさんは鎌倉にあるパン屋さんで、スコーン(330円)が有名とのこと。普段は鎌倉まで行けないので、こういう機会があるのは本当に嬉しい!

最後に写真をのせますが、スコーンは三角や四角で少し固めのイメージがあるのですが、ここのスコーンは丸くて柔らかい。あまりスコーンっぽくないのです。ベリーやクリームチーズが入っていて、見るからに絶品おやつという感じ。

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スコーンをゲットしたら、次の列に並びます。

次は、この日一番長い列を作っていた ベッカライ徳多郎 に並びました。ベッカライ徳多朗も横浜で人気のお店らしく、普通に行くと思うと時間も労力もかかりますね。

ここでも木南さんがオススメされている通りにミルクフランスをゲットしました。

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たくさんパンを買っても、食べきれないと無駄にしてしまいますよね。パンって意外に持ちが短く、冷凍するとせっかくの風味が失われてしまうことも多々。

そこで、買ったパンを持って、宮下公園側にあるデリカテッセン兼カフェのCITY SHOPに直行。飲み物を買って、店の外のオープンエリアにある椅子に座ってお昼とすることにしました。

ちなみに、CITY SHOPのアイスティーは飲み放題!

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お昼ご飯には、ベッカライ徳多朗 のミルクフランス(299円)をチョイス。バゲットは食べやすいように柔らかく、味もしっかりしていて美味しかったです。フィリングのミルククリームは甘いけれど、以外とさっぱりとしていてペロッといけました。

秋の青空の下で、パンと紅茶を味わいながら大切な人と過ごす時間はとても贅沢で、連休の最終日にふさわしい1日が過ごせました。

普段は笹塚周辺や新宿が多いですが、たまに来ると渋谷のエネルギーに刺激を受けます。今後は、もう少し渋谷の開拓もしていきたいねと相方さんと合意しました。

 

ちなみに、木南晴夏の渋BREADは西武渋谷で9月30日まで開催していますので、皆さまも是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

【今回の戦利品(一部)】

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写真上の3点(スコーン、ミルクバターブレッド、チョコバゲット)はパシフィックベーカリー、写真下の丸いパンはベッカライ徳多朗のメロンパン。

他にも、ベッカライ徳多朗ではカレーパンとあんぱんもゲットしたのですが、相方さんが食べてしまいました。

 

【渋BREAD リンク】

木南晴夏の渋BREAD |西武渋谷店|西武・そごう

 

【パシフィックベーカリー リンク】

https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14068629/

 

【ベッカライ徳多朗 リンク】

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140201/14042306/

 

【CITY SHOP リンク】

http://cityshop.tokyo/delicatessen

 

笹塚デートのスタメン候補 ロッカビアンカ

にゃむと相方さんは付き合って6年目、結婚してもうすぐ丸2年になるのですが、未だに超ラブラブです!

相方さんには相方さんの言い分があると思いますが、わたしの考える仲良し夫婦の秘訣は、私からの惜しみない愛情表現だと思っています。暇があれば相方さんにくっついたり、ちょっかいを出したり、匂いを嗅いだりしています。にゃむの相方さんは決してイケメンの類ではないのですが、どうも私のツボなんですよね。

そんなラブラブ夫妻なので、基本的にはどこに食事に行っても楽しいのですが、たまには落ち着いた静かな店で、ゆっくりと向かい合って、目にも舌にも美味しい外食をしたくなります。結婚しても、デートって大事!

自宅でご飯を食べる時も向き合っているのですが、テレビを見たり、食事が終われば片付けやソファに直行したりしてしまうので、なかなかゆっくり会話を楽しむことが出来ないんですよね。

 

といっても、ついこの間、デートしたばかりですが(笑)。デートの多さもラブラブの秘訣ということにしておきましょう。

 

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そんな特別なディナーのための笹塚レストランにおける絶対的エースに躍り出たのが、今回初訪問した PESCHERIA ROCCA BIANCA(ペスケリア ロッカビアンカ)です。笹塚駅からのアクセスは、甲州街道沿いに新宿方目に歩くこと5分と、迷うことなく到着できます。

 

店内はシンプルでアットホームな作りになっていて、訪問時はご主人と奥様、他キッチン・スタッフ1名で切り盛りされていました。奥様の人当たりも素敵で、リラックスの出来る空間になっています。きっと、ここのご主人と奥様もラブラブなんだろうな。

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そして特筆すべきは、料理の美しさ!見てください、この彩を!ご主人、なかなかの凝り性ですねぇ(笑)各お料理の紹介は後ほど。

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一番最初にテーブルに運ばれてきたのはカルパッチョ3種盛り(1,080円)だったのですが、その華やかさにテンションアップ!私も相方さんも思わず「わぁ!」と声をあげてしまいました。

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しかも、お魚の名前が書かれたナプキンも合わせて持って来ていただきました。写真にちらりと写り込んでているナプキンを見てお分かりかもしれませんが、もはや3種盛りではない…!贅沢8種盛り!

店名のPESCHERIAはイタリア語で「魚屋」というだけあって、お魚は間違いなく美味しい。でもそれ以上の驚きは、野菜がとにかく美味しい!!ただの飾りじゃないんです。

その後食べた豚の田舎風パテ(880円)も美味しかった。2品ともお食事のレベルが高くて、この時点で「あ、この店、何を食べても美味しいやつだ」と確信しました。相方さんも「うま、うま!」を連呼しておりました。

そして、この日の私のお気に入りナンバー1は、アマダイのウロコ焼き・エスカルゴバターソース(1,980円)。相方さんのお気に入りナンバー1は、スモークサーモンと季節野菜のクリームソース・タリアッテレ(1,080円)でした。

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サクサクに揚げられたアマダイで食が進む、ワインも進む、会話も進む。しかも、トッピング(?)の野菜は基本的には前2品と同じものを使いながらも、味の印象がまったく違う。たまに何を食べても味の印象が変わらないお店がありますが、シェフのこだわりを感じました。

そして、全体的に言えるのですが、量がややボリューミー!想像していたものの1.2〜1.3倍というところでしょうか。4品頼んでお腹パンパンでしたよ。

そして、嬉しいことにボリューミーなのはお料理だけではないのです!

 

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デカンタピノ・グリージョ 1,880円)で白ワインをオーダーしたのですが…、こんな大盤振る舞い本当に良いのでしょうか!?デカンタを飲み干し次第、グラスワインをオーダーする覚悟だったのですが、これは嬉しい誤算でした。

 

また相方さんとしっとりディナーデートをお手頃にしたくなった時に利用させて頂こうと思います。ご主人・奥様、素敵なお時間をありがとうございました〜!

 

ロッカビアンカ
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