ぽっちゃり笹塚探索記

笹塚・幡ヶ谷を拠点にするアラサー女子が訪れたお食事処を地味に記録、発信するブログ

Blue Note Tokyo で音楽をカジュアルに楽しむ

突然ですが、あなたの好きな街はどこですか?

私が世界で一番好きな街は、人並みですが、ニューヨーク。ニューヨークは、私にとって20代前半の2年間を過ごした思い出の街であり、その後の人生観に影響を与えた場所です。

ニューヨークの一体なにがそんなに特別かというと、やはりその「熱気」。街の至る所からエネルギーが溢れていて、それは、観光客として道を少し歩くだけで感じることができます。

 

道を歩くウォール街勤務のビジネスマンから感じるエネルギー、小さいマンハッタン島を縦横無尽に駆け巡るイエローキャブ(タクシー)から感じるエネルギー、オーガニックスーパーのデリで買った食事をイートインする女性たちから感じる静かなエネルギー、SOHOのお洒落なファッション店やレストランで明るい笑顔と挨拶を振りまく若者から感じるエネルギー、ニューヨーク大学コロンビア大学の青春真っ最中の学生から感じるエネルギー。ここには書ききれないエネルギーが街に満ち溢れているのがニューヨークなのです。

そして何より、ありとあらゆるアーティスト達のエネルギーがニューヨークを多種多様な人を惹きつける華やかで特別な場所に創り上げています。

 

例えば、休日のサブウェイ(地下鉄)では、車内に突如ダンサーや音楽隊が現れます。駅構内で素敵な合奏を響き渡らせているバイオリニストやチェリストも珍しくはありません。

世界的に有名な演奏家達の登竜門、ジュリアード音楽院もニューヨークにあります。学生達のリサイタルも、授業の一環なのでしょう、なんと無料で見ることができます。

ブロードウェイやリンカーンセンターでの演目も、割引された当日券のある日であれば、3000円程度で鑑賞することができるケースもあります。

秋になるとセントラルパークで無料のオペラが上演され、ニューヨーカー達は思い思いに芝生の上で贅沢な時間を満喫します。

たった数ドルで楽しめる美術館も数え切れません。

 

ニューヨークでは、芸術が常に自分の目や耳に流れ込んできます。芸術がとても身近で、気軽に楽しめる街なのです。

 

だらだらとニューヨークの自慢話を書いてしまいましたが、話し始めると興奮がとまらない程、それぐらい、私はあの街が大好き!

そんな私には、東京は少し退屈で、刺激が足りません。今でこそ、この生活の中で楽しみを見つけていますが、ニューヨークから戻ってきてすぐは狂ったように遊び歩いていました。

20代の若さに任せて、それはもう力ずくで!

まずは六本木を練り歩き、そこから、新橋に進出し、新橋に飽きたら少しずれて銀座をメインに活動し、たまに違う雰囲気を楽しみたくなったら神楽坂を訪れる…。

この「THE 20代女子の歩み」みたいな過去、もはや恥ずかしい(笑)

 

そして、ちょうど銀座・神楽坂時代あたりで見つけた東京の中のニューヨーク、それが今回も訪問した Blue Note Tokyo です。

 

Blue Note はニューヨークで開業したジャズ・クラブです。ニューヨーク以外では日本とイタリア・ミラノにあります。

ニューヨーク時代から存在はしっていたのですが、お値段が張ることと、ジャズに敷居の高さを感じたことから手が出せずにいました。しかし、東京に戻って今の相方さんと付き合うようになると、彼の趣味がジャズだったため、一緒に連れて行ってもらうようになりました。

Blue Note Tokyo は青山にあります。さすがなお洒落エリアにあります。店構えもお洒落ですよ〜。

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店内もお洒落です。それに、ニューヨーク発祥ということで、本場の雰囲気が醸し出されています。

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暗い照明やラグジュアリーな雰囲気、チケットも少々値が張るため、初めは高級レストランに行く時のような気合いを入れないといけないように感じました。ところがどっこい、ジャズという音楽が庶民の音楽、ブラックミュージックであるためか、実はとてもカジュアルな場所なのです。

私の相方さんは、大学時代からTシャツにジーパンて出入りをしていると言っていたし、実際に、「音楽を聴きに来たんだ、お洒落をしに来たんじゃない!」という雰囲気のお客さんが相当数いました。

芸術の敷居ってもしかしたら全世界共通で、私が勝手に高くしていただけなのかもしれないですね。

Blue Noteでは、ドリンクやフードをお供に一流の音楽を楽しむことができます。オーケストラなどのコンサートとはまた違った贅沢です。

フードの絶対的おすすめはスウィンギン・ポテト!来場者のオーダー率は80%を超えていると予想されます。1皿じゃ足りず、2皿目をオーダーする人もいるくらいですから。

もちろん、私と相方さんも必ずオーダーします。このスウィンギン・ポテトだけをつまみながらステージを楽しむこともあります。スウィンギン・ポテトはちゃんと量もあって850円と割とお手頃。ドリンクはちょっと高めですけどね。シャンパンがグラスで1900円…、う〜ん、贅沢!

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ポテトとシャンパンを片手に、普段はなかなか耳に、目にできない迫力ある音楽を楽しむと、普段の生活から別の次元にダイムスリップしたような気分になります。

相方さんの趣味にのっかって、こんな時間を楽しめるなんて、ありがたいことです。結婚当初は、部屋に積み上げられていたCDの売却を迫りましたが、部屋のスペースを脅かさない限りは彼の趣味を応援していこうと思います。

このブログを読んでくださった方の中には、以前の私と同じく、Blue Note Tokyoに敷居の高さを感じている方もおられるかもしれません。是非、勇気を持ってチケットを予約してください!意外にも、ジャズの身近さを、楽しさを感じることができるかもしれません。

 

長文となってしまいましたが、お付き合い頂き、ありがとうございました!

 

Blue Note Tokyoリンク】

http://www.bluenote.co.jp/jp/

 

ブルーノート東京
〒107-0062 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル
12,000円(平均)

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