ぽっちゃり笹塚探索記

笹塚・幡ヶ谷を拠点にするアラサー女子が訪れたお食事処を地味に記録、発信するブログ

優しい味の親しみ系ラーメン とんくる

ラーメンの不思議。それは、日本人なら誰しもが子供の頃から親しんできた食べ物なのに、男子学生や男性サラリーマンが汗を額に必死にすするイメージがとても強いこと。

そして、それが故に、なかなか女性だけだとラーメン店に入りにくいところ。

店主や店員さんも、ガテン系とか、情熱系の人が多いですよね。以前このブログでも書いた笹塚駅近のらーめん屋 豪快も、店員さんは強面で親切なおじ様でした。

 

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そんな中、地元感溢れるゆったりとした商店街に店を構え、タイトルの通り親しみと優しさ溢れる接客とラーメンを提供してくれるのが、笹塚10号商店街の らーめん とんくる。

店構えから、商店街と見事に一体化しています。笹塚住民なら大人も子供も誰もが知る、大切なお店です。

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(写真にも写っている電光掲示板の文字が、なぜか逆さなのもご愛嬌?)

 店内に入ったら券売機で食券を購入すると、朗らかな声で女将さんが席に案内してくれます。にゃむの笹塚お気に入りレストラン、トップクラスのロッカビアンカ同様に、とんくるもご夫婦で営われています。

だからでしょうか、ロッカビアンカととんくるには似たような居心地の良さがあり、女性一人で入ってもほっとした時間が過ごせるような感じがします。お店の雰囲気も食事のジャンルも全く違うのに不思議ですね。仲の良い夫婦が醸し出す特別な何かがあるのでしょうか。

 

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お店だけでなく、とんくるのらーめんも、舌とお腹と心をほっと癒してくれるようなラーメンです。にゃむがいつもオーダーするのは、らーめん(750円)に味玉子トッピング(100円)。

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見た目は、海苔・ネギ・チャーシュー・キャベツ(+トッピングの味玉)と非常にシンプル。ここまでシンプルなラーメン、実は最近あまり見かけないですね。

でもこのシンプルな1杯にたくさんのコダワリが詰め込まれているのです。

まず、「素材の旨みを生かす」ことを大切に、醤油などの調味料や化学調味料は極力使わず、豚の味をぐっと感じられる味付けになっています。不思議なことに、旨みはすごいのですが、キツさみたいなものは一切感じず、それが、「ほっこり」する味わいになっています。

そして、驚くべきは、一般的にラーメン店で使用されている玉ざるではなく、平ざるで湯きりをしているとのこと。平ざるはスペースを取るので、効率良く店内を回すには限界があります。それでも、平ざるの方がお湯の味が麺に入らないということで、そちらを採用しているとのこと。

そこまでこだわって作られたラーメンが食べられるなら、にゃむ的には多少時間がかかっても全く問題ありません!

 

この体や舌に優しい感じや女将さんの愛嬌もあり、子供も安心して連れて来れます。ファミリー層も多い笹塚に根付いているのには、そういった理由もあるのでしょう。私たちも、お昼に困ると、相当な確率でとんくるを選んでしまいます。もはや生活の一部なのです。

 

そういえば、ニューヨークで一番人気のラーメン屋といえば、日本でも有名なチェーン店 一風堂。入店するまで1時間以上待つことも珍しくありません。

私も1度だけ訪問したことがありますが、その量の少なさと値段の高さにビックリ!明らかに日本で食べるより量が少ないのに、価格はチップを含むと2,000円近い。

一緒に行った日系アメリカ人の友人は、その物珍しさから「わさびラーメン」をオーダー。結果はまさか…「Oh, my god. MAZUI.」でした。1時間待って、2,000円払って、それでも失敗するなんて。アメリカでは、美味しいものが多いと言われるニューヨークであっても良くあること。

生活圏内に、手軽で美味しい食事と心温まる接客にありつけるお店があるなんて、日本で生活する者の特権ですね。前回の記事でニューヨークのことを熱く語りましたが、やっぱり東京での生活も捨てたものではないです。

 

今日もお昼はとんくるでラーメンを食べようかな。

 

【らーめん とんくる リンク】

http://ramen-tonkle.com/#id30

 

ぶたの旨味らーめん とんくる
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-11-7 ア-バンイマイ2 102
850円(平均)

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