ぽっちゃり笹塚探索記

笹塚・幡ヶ谷を拠点にするアラサー女子が訪れたお食事処を地味に記録、発信するブログ

【遠征】うなぎといえば岐阜!?関市 しげ吉のうな丼

遠征編第4弾は岐阜県関市のうな丼です。

「えぇ、岐阜で鰻?そんなに鰻が食べたいなら、新幹線を途中で降りて浜松で食べた方が良くないか?」と思った人も多いのではないでしょうか。

何を隠そうにゃむ自身も5年以上前から「鰻といえば浜松」を固く信じて行きてまいりました。というのも、浜松市を拠点に働いていたことがあり、その時期に様々な鰻屋を食べ歩いたからです。

 

その頃は勤務していた職場はとても忙しく、夜は誰もが深夜まで働いていました。しかしながら、浜松の大半の鰻屋は閉店が7時半や8時頃と比較的早い事があり、鰻にはなかなかありつけませんでした。

そんな中で鰻を食べるには、入念な下準備が重要でした。まず、チーム全体のスケジュールを確認し、夕方(といえ定時後)にメンバーが一番少なくなる日を特定します。ベストは管理職が集まるミーティングのある日。

そして、その日の4日前を目安に上司の機嫌の良い瞬間を見計らって「⚫︎月⚫︎日 定時にあがらせてもらおうと思います」とジャブを打ちます。すると上司は決まって「仕事が終わればね」と言うので、その日に向けて仕事量とスピードを繊細に調整し、定時にあがれる目処を立てます。そして当日は、昼食後に再度上司に定時にあがる、つまり、上司がミーティングから帰ってきた頃には居なくなっていることを告げ、定時と同時に集いあった仲間と目配せをしながら、執務室に残る社員の目になるべく付かぬよう、いそいそと退社します。

ここまでの努力の末にありつく鰻は、至福と罪の味。また一段と美味しく感じたものです。そんな思い出もあって、私は鰻と聞くとウキウキしてしまいます。

 

さて、今回は、岐阜に行った折に、同伴者が「岐阜と言ったら関市の鰻でしょう!時間もあるから行きましょう」と提案してくれたので、岐阜駅から車で30分程走ったところにある 鰻 しげ吉 に訪問してきました。

 

しげ吉に到着したのは午前11時と昼食には割と早めの時間だったのですが、平日にも関わらず45分待ち。名前と人数を告げ、車の中で待つことにしました。ちなみに、受付で電子ブザーを渡されるので、お店から一番近い駐車場に車を停められれば、自分の順番が来たことを車内にいて知ることができます。

 

店員さんに言われた通り45分で名前が呼ばれ、席に着きました。うなぎ丼の並と上で迷ったのですが、またとない機会なので、上(3,100円)を注文しました。うなぎ丼やうな重のランクは、「質」ではなく「量」なのは有名な話ですね。

 

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うな丼・上は、ミルフィーユ仕立てで、ご飯・鰻・ご飯・鰻の層になっていました。運ばれてきたホカホカのうな丼を目にしても私の「見た目はボリューム満点だけど、やっぱり鰻といえば浜松よ」という気持ちは一切ぬぐえませんでした。しかし、一口食べてビックリ!!鰻がふわふわでトロトロ!「こんな鰻は初めて食べた!」と思わず感動。

 

鰻は静岡は浜松、岐阜は関!と、私のポリシーは簡単にくつがえってしまいました(笑)関市は刃物の町というだけでは無かったのですね。

 

後から調べたところによると、鰻というのは、日々高温の火に晒されながら刃物を作る刃匠のエネルギー源として昔から愛食されてきたらしく、関市には25店舗もの鰻屋があるとのこと。その中でも関市の三大鰻店と名高い しげ吉 ですから、これだけ美味しいのも納得ですね。

 

浜松の名店、あつみやかねりんに通った私も納得の関市のうな丼。皆さまも岐阜に行く機会があれば、ぜひ足を伸ばしてみてください。

 

しげ吉
〒501-3252 岐阜県関市山王通1-3-29
3,500円(平均)

r.gnavi.co.jp

 

 

笹塚で鰻が食べたくなったら 宇奈岐屋さん がオススメです。 

sasazuka101.hatenadiary.jp