新宿で麗しの女子一人ディナー@キッチンステージ
ここ最近相方さんの飲み会が続いていて、すっかり暇なアフターファイブを過ごしています。
そういう日は、怠けることに全身全霊を傾けます。夕飯は、茹で卵やツナ缶、お茶漬け、お漬物といった有り物でまかない、ご飯が済めばソファに横になりながらブログや漫画を読んで、貧乏くさいけれど贅沢な時間を満喫します。
大抵の日はそれで満足なのですが、金曜日の夜ともなると別の話。
一人でも美味しいものが食べたいし、美味しいものが呑みたい。やすやすと家に直帰するなんて悲しすぎる。でも、華金で盛り上がるレストランに一人で入って、心置きなく食事をする勇気もない…。
そんな女子にオススメするディナースポットが新宿伊勢丹の地下1階食品フロアにある キッチンステージ !
キッチンステージは、刃物メーカーの貝印株式会社が運営しているお店で、写真のように食品フロアの一角にあります。座席は全てカウンターといったお一人様用の仕様になっています。
キッチンステージというその名の通りキッチンが見えるようになっていて、カウンター上には料理教室のように鏡が取り付けてあるので、調理中の手元も観察できるようになっています。カウンター側のキッチンでは、手元の観察がしたくなるような作業は行われてなかったので、もしかしたら、料理イベント等の開催用でしょうか…。
もちろん百貨店の地下フロアの一角でお一人様向けを基本にした店内というところも、お一人様女子にオススメのポイントではあるのですが、最大のポイントはキッチンステージのコンセプトにあります。
実はこのキッチンステージ、毎月(正確には2〜3週間ごと)メニューが変わるんです。キッチンステージは人気のレストランのシェフや料理研究家が考案したメニューを提供していて、高級店の味を手軽に味わうことができます。
にゃむが行った時は、目黒から東京ミッドタウン日比谷に移転したフレンチ Morceau(モルソー)の秋元さくらシェフが考案したメニューが提供されていました。
また、ちょうど新宿伊勢丹食品フロアで福井県産の新しいお米《福むすめ》が販売開始されたということに合わせて、コラボメニュー 和牛朴葉味噌焼き も提供されていました。
フレンチの方は、前菜とメイン(お魚またはお肉)で3,348円。和牛朴葉味噌焼きは2,160円。うんうんと迷うこと8分、結局和牛朴葉味噌焼きにしました!
フレンチのメインの魚料理、太刀魚のポワレときのこの焼きリゾット も非常に捨てがたかったのですが、モルソーの料理なら、ランチで行けば3品2,800円で頂けるので、あえてキッチンステージで食べる必要もないかなとも思いました。
貝印さん、折角なので同じ価格帯ではなかなか手の届かないレストランとコラボして頂けるとありがたいです〜!(この声が届くことを願って…。)
それに、私にとってフレンチは誰かと一緒に空間も楽しみながら頂きたい特別な料理。しかも、今月末にバースデーディナーでフレンチレストランに行く予定もあったので、それまで我慢することにしました。
相方さんからプロポーズを受けたのもリッツカールトン東京のフレンチレストランでした。夜景を見ながら花束一緒にプロポーズ、雰囲気的にも断りにくいものがありました(笑)。
プロポーズといえば、海外のプロポーズって気合いが入っていてロマンチックなんですよね。今後、番外編ということで、私の友人(外国人)のプロポーズの時の話を書こうと思います!
そうこうしているうちに料理が運ばれてきました。お店自体が小さいので、料理が出来るまでの待ち時間も短かったです。
お汁は秋鮭石狩汁、付け合せはじゃこオクラがごめ昆布和えと香の物(ワサビ菜)、白米はもちろん福井県産の福むすめです。
お肉ももちろん美味しかったのですが、特に美味しかったのは秋鮭石狩汁!大きい鮭の切り身だけでなく、ジャガイモやニンジンなどかなり具沢山で、バターのとろっとした旨味がつまった絶品汁でした。「これが家で作れたら、相方さんは一生私の元を離れることはしないだろうな」なんて考えてしまいました。
ちなみに、このキッチンステージでは、提供されているメニューのレシピをもらうことができるので、気合いさえあれば同じ味をお家でも楽しめます。これは嬉しいですね!
しかも、貝印運営にもかかわらず「貝印のこのツールがないと作れない!」ということは一切ありません。(貝印さんがこのお店を運用するメリットや目的が一切見えなかったので、老婆心ながらに少し心配にはなってしまいましたが…。)
しかし残念なことに、レシピがあるのはフレンチの方だけで、特別メニューのレシピは掲載されていませんでした。残念!仕方ないので自分で試行錯誤して似たものを作ってみようと画策しています。
一人ディナーでお酒なし 2,000〜3,000円という価格帯が妥当か否かというのは人によって感覚が違いますが、一人だけれど少しはリッチな気分になりたい時にはオススメですよ。実際来ているお客さんは、ゆっくりビールやワイン片手にディナーをいただく20〜40代の一人女子がほとんどでした!
来月は、広尾の割烹 賛否両論の笠原料理人(オーナー)のメニューみたいです。賛否両論は本店でなく、はなれの方でも敷居が少し高いですから、楽しみですね。にゃむも是非再訪しようと思います!
【キッチンステージ リンク(貝印ホームページ)】
https://www.kai-group.com/fun/kitchen_stage/
【最近気になる貝印の低温調理機】